日本植物運輸(株)への集荷・配送運賃の改定について要望(抗議)


平成20年7月21日 (社)日本花き生産協会鉢物部会・洋らん部会役員により
運賃値上げについての抗議を行いました。

午前11時より両部会の役員が集まり打ち合わせの後、午後3時より豊明花き(株)の会議室において
日本植物運輸(株)に対して我々の要望と抗議を行いました。

下記の要望(抗議)書にあわせ洋らん部会からは、各地区代表幹事からの要望(抗議)書を提出いたしました。



集荷・配送運賃の改定について要望(抗議)

 平素より、花き産業の振興に対しご尽力頂いておりお礼を申し上げます。
 さて、御社から平成20年7月吉日付けを持って発送されました「集荷・配送運賃改定のお願い」については、
私ども生産者等にとって突然の連絡で戸惑っております。
 ご承知のように、農業生産現場において、原油価格の高騰、その他農業資材の高等などが経営を圧迫し、
あまつさえ生産物の価格の低迷に喘いでします。
特に花き生産者にとって誠に厳しいものがあります。こういう状況下にあって、標記運賃の突然の一方的な連絡、
かつあまりにも高率な値上げ通告には驚かされます。私ども生産者にとって、とても受け入れられるものではなく
ここに強く抗議いたします。


当日の概要について、生産協会吉野常務がまとめて頂きましたので以下に記載いたします。
また、こちらから会談の内容をお聞き頂けます。(43Mb)



日本植物運輸株式会社要望 (抗議)概要


1.目時 :平成20年7月21日(月)15:00-17:10


2.場所 :(株)豊明花き会議室
3.出席者
・日本植物運輸(株)  社長       柏村哲徳【豊明花き(株)社長】
              副社長      荒木和幸
              専務取締役   千綿克彦
・(社)日本花き生産協会 
鉢物 :加藤孝義(部会長・岐阜).前林健一(副部会長・千葉)、戸谷猛(副部会長・愛知)
    清住昇(副部会長・熊本)、朝見艮冶(会計.埼玉)、松田良倖(幹事,奈良)、登坂初夫(監事・群馬)

洋らん :磯部徳松(部会長・愛知)、早川林(事務局長・愛知)、近藤邦浩(会計・宮崎)
     矢藤正志(部門長・愛知)、佐野豪-(部門長・三重)、坂野啓三(ホームページ・愛知)


4.要望 (抗議)概要

・加藤部会長 :文書見た、間違いではないかと思った文書書いてあるが、
         今、生産者価格が上がらないどうしたらいいか首吊る寸前だ。
         運送費大手が続くと聞いている。小さい生産者どうにもならない。
         どうしてくれるか。一緒に打開策がないか.協議したい。

・要望(抗議)文.読み上げ提出、洋らん部会長から各県から要望書も手渡す。

・柏村社長 :正確に伝わっていない面があるので説明。20%値上げであるが、量による値引き
        1,0000点以上 5%引き、2,0000点以上10%引きもある。
        2年前,5%値上げしたが、軽油価格高騰(2年前60円から 今120円)、
        ジーゼル規制(関東圏での規制で車の買換え)でのコストアップ、
        ロットが小口化しているところでのコストが大きくなっているなど、深刻な状況となっている。
        年間 4000万キロリットル使用しているが、1円上がれば4000万円。
        1億数千万円のコストアップになっている。やむを得ないものと思っている。

・朝見:8月 1日から、文書内容と何を算定しのか.わからない。ばがき1本・・.何か方法があったのでないか。

・柏村::地域産地、大産地事前に相談していた。豊明の生産者組織「豊成会」にも了承いただいている。
    一人ずつは困難であり、はがきによる連絡となった。生産組織は考えなかった。

・前林:元払い、前払い・・制度の方が、金額が変勤しやすいし、生産者個々にも分かりやすいのではないか。
     関東の会社 9月から値上げということを聞いているが、情報が操作され、法にふれないか。

・柏村::荷主規制.過積載、市場の都合で変わることがあり、運送会社は市場からの仕事を受けて
     やっているのが実態。市場でばらついている。

・清住::九州みな上げという情報がある。他に与える影響が大きい。20%今後どの程度を目標にしているか。

・千綿::昨年12月「豊生会」他 3団体に話した。
     84円から85円、暮れには110円、1円で400万円、25円上がっている。1億円を超えている。
     04月からさらに10円から15円上がっている。20%アップでお願いしている。
     6月以降も上がっており、今後はオイルサーチャージを検討せざるをいない。

・清住::大口出荷者、5%、以外は20%か。

・千綿::大口は、確定して売れる,計画が出来る。将来の計画集荷などコスト減になる。
     市場間連携も進めていかないといけないと思っている。

・朝見::生産者増加する見込みがない。肥料.重油等上がっている。撤退するものもある。
     運送費など話し合いを持たないと共倒れだ。キチンと話し合いをして決めるべきだ。
     協会があるのではないか。全農さいたま、生産者に降りてこない。
     金を払っているのは生産者ではないか。8月下旬からの値上げ納得できない。
     何も考えていない。だんだん意味がわかってきた。

・柏村:産地の他、生産者に3千数百通、はがきを出した。

・前林:豊明、大阪など合理的な配送をお願いしたい。
・柏村:大阪は最近、物が集まらなくなっている。大阪に週一便でもいいから来てほしいと
     言われている

     :地域単価、大口5%値上げ,その他20%、その他では 1回10000点以上で 5%割引き、
      2,0000点以上で10%割引きとしている。 (120×0.95=114、120×0.9=108)

・清住::小売り等への配送、安くやっているようだが。

・千綿::4トン車-チャ-タ-便据え置き、その他は同様20%としてお願いしている。

・坂野、早川::世の中なにも上がっている。収入減らしながらやっている。
    人件費などもあるようだが、値上げ額は縮小出来ないか。

・柏柑::苦しい。早くやらないと、また値上げが大きくなる。

・加藤::連絡から1か月もしていない。のめない。一方的にするならしても良い。
     白紙にし、共に生きる道を話して欲しい。十分説明してください。

・前林::白紙撤回をお願いしたい。

・朝見::話し合いが必要と思う。場を持ってくれ。抗議にきた。方法論を言っている。

・柏村:我々としては、連絡しているつもりだ。他の方法では時間がかかる。

・前林::業界全体で考えないと。

・柏村::赤字ではどうにもならない。

休憩
(5分間)

・柏村::大口集荷場、事前予約ができ、集荷連絡もしっかりしている.3集荷場話をしてきている。

・千綿::岐阜.茨城、西尾などいいところを浸透させてほしい。

・柏村::連絡が短かったということもある。延期しても1か月ぐらいと思うが。

・加藤::もう1回お互い情報を頂くということで時期を延ばして欲しい。
     事前連絡として話をしたい。

・前林::話をして欲しい。

・相村::9月には実行しないといけないと思っている。20%はお願いしないといけない状況です。

・加藤::意向は聞きます。

・千綿::大量輸送の時は他業者、荷が少ない時に日本植物などとなっている。

・柏村:8月1日は延長Lても良いが.時期的に遅れれば遅れるほど,厳しくなる。
     8月4日の週なりに話を出来ないか。(団体組織で値上げを先行しているところもあるが。)



以上:8月1日からの実施については延長ということになったが、日本構物運輸としては、
    9月には菓施したく、8月上旬には話をしたいという意向があった。

    ・また、20%根拠については、軽油高騰分が換算されたものとみられるが、
     さらに精査を求めることも必要。
    ・地域単価.大口5%、その他20%は差が大きすぎる気がする。数量による値引きは初めて聞いた話。


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