平成23年度 シンビジウム部門 活動報告

○ 総会・役員会

平成23年6月28日(火)

1、役員改選

2、規約の改正

3、活動内容

 

 

○ 部門全国大会

シンビジウム・あすなろ・デンドロビウム部門合同全国大会

日にち:平成24年2月8日(水)~9日(木)

場 所:豊明花き株式会社

内 容:

1、開会

2、主催者(部門長)挨拶

3、市場挨拶(豊明市場)

4、講演会・意見交換会

5、交流会

6、視察研修

 

テーマ『モノを言う洋らん創りを目指して』

洋らん生産において、消費者ニーズに合った花創りをし、その心をつかみ、

癒しや安らぎを与えられるような花創りを目指す。

 

講演会①・・・・株式会社ハイポネックスジャパン

テクニカルサポート室部長 吉田健一氏

テーマ『消費者の視点から見た洋らん創り』

ホームセンターとの付き合い

市場の役割・・・・扱っている商品の売り方の提案

飾る場所の提案

洋蘭の位置づけ・・・・ウェルカムフラワー(玄関飾り)

インテリア

ポイントは花を飾る高さ、香り、綺麗に見える目線

お客様が求めていること・・・・次の年に咲くかどうか

ベランダ園芸・・・・花弁が散らからない花

 

講演会②・・・・サノ・オーキッド 佐野拓也氏

テーマ『洋蘭の価値』

値ごろ感、ボリューム、商品性

市場との信頼関係、お客様への提案

 

講演会③・・・・(社)日本花き生産協会洋らん部会 部会長 茂木敏彦氏

テーマ『市場手数料自由化について』

大変デリケートな問題

消費宣伝活動

市場外流通が増える

相対ルール作り

生産者、市場、買参人等皆で協力し合う

花屋も厳しい状況であり、利用料等を取るのは難しい

消費も冷え込んでいる時代、時期が悪い

市場関係者の意見は賛否両論

理想を掲げてそれに向かっていく事で、何かが変わると良い

 

交流会・・・・ホテルクラウンパレス知立

 

視察研修・・・・愛知県みよし市と豊田市の4軒の生産者の農場視察

 

 

 

大 会 決 議 文

 

我々洋らん生産者は、栽培する者の考えを花にしっかり伝え、消費者に癒しと安らぎを与えるような花を生産する事を心がけている。

近年における景気の低迷に伴う急激な消費の減少、重油、農業資材ならびに出荷資材の値上がり等により、生産販売環境の悪化で大変厳しい経営を余儀なくされている。

また、市場取引にあっては市場法の改正により手数料の自由化等、市場環境の変化も予想される中で、生産者が納得、安心して利用できる市場ルールの構築も必要となっている。

市場が生産者と買参人または消費者の懸け橋となり、園芸業界に携わる者すべてが歩み寄り、業界一丸となって共存共栄の洋らん創りを心がけていくことが、花き業界の発展につながると確信する。

社団法人日本花き生産協会洋らん部会シンビジウム・あすなろ・デンドロビウム部門合同全国大会の開催にあたり、以下の3項目を重点的に、洋らん業界の健全な発展と未来に向けた活動を展開する事を総意により決議する。

 

 

1.卸売手数料値下げ等の実施の要望

卸売市場法、第9次卸売市場整備計画(平成23年~28年)では、買参人様から

も「使用料」「入場料」などを徴収して、生産者の手数料を下げる政策の実施を要

望する。また、相対取引のルール作り、受託契約書の作成義務化、取引内容の仕切

り書への明示化を要望する。

 

2.農事用電力の使用拡大などへの要望

現行の農事用電力は昭和27年に制定された昔の制度であり、灌漑と脱穀のみに

適応されるだけである。諸外国をみると、農業政策の中で農事用電力を安価で導入

している国が多く、全農業分野に利用導入されています。日本もこの農事用電力を

全農業分野に対して適用範囲を拡大し、コストの軽減を図るべきである。

 

3.消費需要拡大事業の実施

個々が栽培する品物に誇りを持ち、プライベートブランドの確立を目指す。

また、メディアでの積極的なPR活動により、洋らんの良さのアピールで購買欲を

かきたてるよう、消費者への訴えかけを行う。

市場を中心とし、生産者・買参人が共に力を合わせて、消費需要拡大を展開する。

 

 

平成24年2月8日

(社)日本花き生産協会洋らん部会

シンビジウム・あすなろ・デンドロビウム部門合同全国大会

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